英語はタイヘン
とある外科系の科のローテ中、朝カンファで実習班仲間の一人が英語のプレゼンをする様子を見学しました。
ただでさえ症例プレゼンは緊張するものなのに、加えて英語での発表を課されたということで、彼にとってはかなり苦行だったよう。(大勢の先生方から英語の発音をチェックされるのですもの、そりゃ緊張して当たり前です)
"This is a case of a 64-year-old male who was diagnosed with gastric cancer..."
(症例は64歳男性、胃がんと診断され……)
冒頭から小さめの声量でおずおずとプレゼンを始めた彼に、先生方から容赦ない愛のツッコミが飛びます。
「おーい、学生さん、声ちっちゃいぞ!誰かマイク渡してあげて」
しかし、マイクを渡されて安心したのか、彼はその後さらに声のボリュームをダウン。さらに、緊張のあまりか、'hemoglobin' を「ふぇもぐろびりにん」なんて可愛らしく読み上げて、笑いを誘ってしまいます。
普段は飄々とゴーイングマイウェイ、何があってもどこ吹く風な彼がテンパっている姿は、実はかなりレア。
「マイク渡したらさらに声ちっちゃくなるんだもん、もう驚愕したわ~」
と、後で先生方にイジられていたのが、とても珍しい一幕でした。普段はクールな彼だけに、時々こんな弱み(?)を見せてくれると、人間味が感じられて何だかホッとします。愛すべき実習班仲間。
それにしても、やっぱり何だかんだ、日本に住んでいても英語は大事みたいです。私もいつか機会を見つけて医学英語を勉強しなきゃ。
*トリおんな*
件の彼ですが、プレゼンの中で一番大きな声を出せていた場面がこちら。
”That's all!”
プレゼン終わりの一文。やっと終わったという安心感がにじみ出ています。
うん、めちゃ分かる。分かるよ、その気持ち。
『ドクター・ハウス』にハマっています
最近、海外ドラマ『ドクター・ハウス』にハマっています。
『ドクター・ハウス』--ご存知の方も多いと思いますが、偏屈な医師グレゴリー・
診断は毎回難しいですが、純粋に面白いし、医学・
DVDもお安く出ていますが(私もシーズン1は買いました)、
*トリおんな*
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余談ながら、
Gorgeous women do not go to medical school. (美人は医学部になんか行かない)
……ハウス先生、
明治神宮をたずねて三千里
私の唯一の欠点(←大嘘です笑)は、方向音痴なこと。初めての土地では特に、自分がどちらの方角を向いているのかを把握するまでに、たっぷり5分はかかるのが常です。
そんな私ですが、先週末、とある用事のために、東京まで一人旅をしてきました。東京と言えば、無数の地下鉄が縦横に交差する大都市。方向音痴の私にとってはかなりの大冒険です。
しかし何と言っても時代は現代、私には「Googleマップ」という文明の利器があるのです。これぞ、方向音痴を救うために開発されたといっても過言ではない、人類の叡智。2泊3日の日程のなかでGoogleマップを使いこなして、東京の空の下を歩き回って来ました。
そして、最終日。空き時間ができたので、帰りの飛行機に乗る前にかの有名な「明治神宮」に足を伸ばしてみようと思い立ち、Googleマップに「明治神宮」と入力してみたのです。
……ふむふむ、渋谷駅の近くなのかぁ。よし、行ってみよう。
しかし。いざ、マップに示された場所に辿り着いてみると、そこに広がっていた光景がこちら。
神宮感、ゼロ。(よく分かりませんが渋谷区の施設?だったようです)
「なんやこれ。明治神宮ちゃうやないかーい!」
思わずスマホに向かって大阪人バリの突っ込みを入れてみたものの、何度見直してもGoogleマップ上には「明治神宮」の文字が厳然として存在するのでした。不思議。
結局、その場所から20分ほどてくてく歩いて、「本物」の明治神宮にお参りしてきましたよ。(やっぱり本物は、参拝客の多さが違いますね)
ヒール靴だったので、足がやや棒になりかけましたが、ともかく本物にお参りできて良かった。
実はこのところ何だか東京に縁がありまして(?)、来月にも東京に行く用事が控えています。こちらも楽しみです。
*トリおんな*
そういえば『ファンタビ』を観ました。
筋金入りのハリポタファンを自認する私。大好きなシリーズの続編ということで、正直期待50%不安50%でしたが、ハリポタシリーズのワクワク感はそのままに、より疾走感の増した(最初から小説ではなく映画脚本として書かれたのが大きいのかも)素敵な映画でした。シアワセ~
東京都知事に似てる?
実習中、問診を取る際など、学生の私たちも患者さんと接する機会を数多くいただきます。
そんななか、最近気づいたこと。
…私、なぜか患者さんからやたら「目」について突っ込まれる!!
確かに私の目は、平均よりも少しばかり大きいようで……。(顔出ししていないのでなかなか伝わらないと思いますが、AKB全盛期には、峯岸みなみさんに似ていると言われることがしばしばでした。笑)
この間も、患者さん(おじいちゃん)の対光反射を見ようと顔を近づけたら、
「あんた……目がえらい大きいねぇ」
と、しみじみ言われました。
そんな出来事が何回か続いたので、近ごろは
「そうなんですよ〜。よく言われます」
と、シレーっと返すことにしています。
しかし。先日の患者さん(というか、実習で伺ったデイサービスの利用者さん)はひと味違いました。
「あんた、目がパチーッとしとるねぇ」
(おお、来た来た!笑)
「目元があの人にそっくり。ほら、あの……都知事になった……」
「……?小池さん?ですか?」
「そうそう!ほら、あの人もあんたみたいに目が綺麗やろう」
「あ……ありがとうございます。初めて言われました(笑)」
いや、嬉しいよ。小池都知事かっこいいし、同じ女性としては確かに憧れるのだけれども。
たぶん、そのおじいちゃん(90代)にとっては、小池都知事(御歳64)も私トリおんな(23歳)も、同じように「若い女性」の括りに入っていたのでしょうね。
後から振り返ると、何だかじわじわと笑いがこみ上げてきます。面白い出来事もあるもんだ(^^)
*トリおんな*
メロスは間に合わなかった
先週の通学中。
「今日は実習の開始時間が遅いから、ラッキー♪」
とのんびり電車に揺られていると、スマホが震えました。
同じ班の男子からのLINEでした。
「もう始まってるよ。何かあったの?」
え。
慌てて実習の予定表を取り出して見ると、
なんと、開始時刻を1時間勘違いするという、
大学最寄りの駅に着いて全力疾走しましたが結局間に合わず、
そういうわけで、
ふぅ。
*トリおんな*
大切なのは先を見通す力
脳外科をローテしました。
開頭手術を見るのはもちろん初めて。そして、生きている人の脳を見るのももちろん初めて。とても印象深い経験となりました。
ところで、脳外科ローテ中に、若手脳外科医向けに書かれた手術の指南書を読ませていただく機会がありました。
手術そのものの成功のみならず「開頭の際の傷跡をいかに目立たなくするか」ということも重要なテーマのようで、頭髪で隠れるような傷になるよう、先生方は工夫されている様子。
その指南書のなかに
「将来頭髪の生え際が後退しそうな場合、それを見越して少し後ろ側に傷を開ける」
というような内容が。
_人人人人人人人人人人人_
>生え際の後退を見越して<
 ̄^Y^Y^Y^^Y^Y^^Y^Y^Y^Y ̄
脳外科医には予知能力も求められるのか……。(「家族歴」が参考になるのかもしれませんね。笑)
*トリおんな*
当直日のメイク事情って?
若い女性の先生とお話する機会があるたび、よくお尋ねする質問があります。
それは、
「当直の時、メイクはどうなさっているんですか?」
という質問。些細なことに思われるかもしれませんが、これ、私にとってはかなり大切な問題です。将来、初期研修医として当直をこなすにあたり、ぜひ先輩方のアドバイスを伺っておきたいところ。
先生個人にもよりますが、
・メイクは落として、マスクで乗り切る!
・朝方に一度顔を洗い、メイクをやり直す!
・余裕があれば顔だけでなく髪も洗う!(前髪がペタッとつぶれるのは嫌だから)
といった回答を頂きました。
ちなみに今のところ、前日のメイクのまま過ごすという先生は皆無でした。
場合によっては「当直日の日中勤務+夜間当直+当直翌日の日中勤務」で連続30時間以上も病院に詰めることになることもあるそうで……。そうすると確かに、前日のメイクのままではメイク崩れや肌ダメージが気になるところです。
その点、夜勤があるとはいえシフト制の看護師さん達が、何とも羨ましいです。看護師さん達を観察していると、メイク上手な方が多いですし、医師と比べてちゃんと睡眠が取れているからかお肌もツヤツヤな気がします。さすが「白衣の天使」といったところでしょうか。
私は声を大にして言いたい。世の中の皆さま、
睡眠時間返上で、メイク直しさえ我慢しながら頑張る女性医師のことも、「白衣の天使」と呼んでください〜!!(切実)
*トリおんな*