トリおんな(24)の医学生日記

2018年3月、某国立大学医学部を卒業しました。/KOKUTAI ONLINEで連載(2017.8-12)

【映画】美女と野獣(吹替/英語)

遅ればせながら。『美女と野獣』を観てきました。

 

考えてみれば、美女と野獣のストーリーって、野獣は
・心根は優しい
・超がつくほどお金持ち(なんせ自宅がお城)
ですから、唯一の欠点が「容姿」ということになります。ベルは、もし野獣が貧乏だったとしてもやはり野獣を愛したのでしょうか……?いくら野獣が愛情深くても、先立つものがなくては、たくさんの本でベルを楽しませることはできませんよね。
「真実の愛」を語りたいなら、野獣は貧乏だという設定でなければダメなのでは?と、突っこみを入れたくなりました。

……というのはさておき、おとぎ話として楽しむにはとっても素敵な映画です。何より、目の保養。


Emma Watsonの歌声はぜひ聴きたいし、一方で大のミュージカル好きである私としては、日本ミュージカル界の豪華キャストが集結した吹き替え版も捨てがたい……。

ということで、吹き替え版と英語版の両方を鑑賞しましたのでレビューしたいと思います。
ネタバレありますので、未見の方はご注意ください。

 

<吹き替え版>
キャストの皆さん、日本のミュージカル界のスターを揃えただけあって、さすが安定の歌唱力。
・ベル
ベル役の昆夏美さん、レミゼラブルのエポニーヌを生で観たとき、その歌唱力にハートを射抜かれて以来、応援していた方です。今回の映画のなかでも、可愛らしい歌声を響かせていらっしゃいます。
声の共演の濱田めぐみさんは劇団四季時代のベル役経験者とのことなので、先輩の前で演じるのはプレッシャーだったのではと推察。
・野獣
野獣役の山崎育三郎さんは、普段は甘いマスクに似合った伸びやかな歌声(高音に移る時に声がヒョイっと裏返り気味になるのが特徴←ミュージカル好きの方なら分かりますよね⁈笑)ですが、ドスの利いた野獣の低い声からは、普段の歌声の面影は感じられず……。振り幅の広さに驚きました。
・ガストン
吉原光夫さん。すごい。うまい。劇団四季時代にもガストンをされていたそうで、「道理で」と納得。吹き替えキャスト一のはまり役ではないでしょうか。今年の舞台版レミゼが楽しみです。

 

<英語版>
・ベル
エマちゃんって歌えたんだ!というのがまず最初の驚き。昆夏美さんより低めの落ち着いた声で、個人的にはベルとしてはこちらのほうがしっくりきたかな。それに、あのドレス姿はパーフェクトの一言に尽きます。
・野獣
イケメンなのですが、お顔が出るのが最後の数分間なのがもったいない(笑)
・ガストン
ホビット」シリーズの子持ちのおっさん!(嘘、ちゃんとバルドという名前があります)ホビットでは英雄だったのに、今回はオラオラ系の悪役。しかもハマってるし、歌も上手い。調べてみたら、中の人・Luke Evansはもともとミュージカル畑の方だったんですね。

 


日本語版・英語版、いずれも歌はとても上手なのですが、やっぱり私としてはオリジナルの英語版に軍配でした。

*トリおんな*

 

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