トリおんな(24)の医学生日記

2018年3月、某国立大学医学部を卒業しました。/KOKUTAI ONLINEで連載(2017.8-12)

学生の私にできることって?

以前、実習中に「患者さんにして差し上げられることが少なく、学生の無力さを感じる場面がある」と書きました。

torionna.hatenablog.com

 

あれからしばらく考えていたのですが、学生の私でも出来ること……それはひとまず
①患者さんの話を聴くこと
②勉強すること
ではないかという結論に至りました。

①について。
以前
「退院した後、〇〇しても大丈夫でしょうかね?」
と、大手術を終えた直後のおばあちゃんから尋ねられたことがありました。私の一存では答えられなかったので、主治医の先生に確認を取ってから答えたのですが、たぶん「忙しそうな先生には畏れ多くて尋ねられないが、若い学生さんになら気軽に尋ねられる」という意識が働いたのだと思います。学生なら学生なりに、患者さんの話をよく聴くことで、先生の目の届かない「小さな不安」を掬い上げる役割を果たせるのかもしれない、と感じた出来事でした。
(余談ながら、そのおばあちゃんには「かわいいお嬢さん」と呼ばれ、23歳トリおんな、嬉しいやら気恥ずかしいやら。笑)

②について。
当たり前ですが、たとえ担当患者さんに直接還元できなくても、担当患者さんにいわば「教材」となっていただきしっかり勉強することが大切だと感じています。将来同じような病状の方に出会った際に、きっとこの経験が生きるはず……。

というわけで、そろそろ5年生の実習も後半戦。がんばるぞ~。

*トリおんな*


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