トリおんな(24)の医学生日記

2018年3月、某国立大学医学部を卒業しました。/KOKUTAI ONLINEで連載(2017.8-12)

女性が働きやすい科って?

医師の男女比は、診療科によって全く異なっています。
そもそも医師の絶対数が現在「男性>女性」なので、男性の先生の数が多い科のほうが普通です。外科はその最たるもので、乳腺外科を除いてはかなり「男くさい」世界です。

一方で少数ながら、女性の先生の数のほうが多い診療科も。上に挙げた乳腺外科もそうですし、他にも皮膚科や産婦人科などにも女性の先生方が多数いらっしゃいます。体力的にそれほどハードでなかったり、妊娠・出産や子育てとの両立がしやすかったりする科は女性医師の職場として人気のようです。

さて、先日同級生の友人(女子)と、
「男性医師の多い科と女性医師の多い科、どちらが働きやすそうか」
という話題で盛り上がりました。


男性医師の多い科では産休・育休の制度が充分整っていないケースがあるようなのですが、女性医師ばかりの科なら安心かというと、どうやらそうとも限らないようで……。友人曰く、
「うちの大学では、女性医師の多い◯◯科では『子どもを産む順番』が決まっていて、先輩より先に産んだら白い目で見られるんだってよ~」
とのこと。(真偽の程は分からないということを、念のため書き添えておきます)

 

信ぴょう性についてはクエスチョンマークではありますが、そんな衝撃的な噂を耳にすると
「女性医師の多い職場は、かえって働きにくいのかなぁ……」
なんて、つい慄いてしまいます。

どのような診療科が自分に向いているのか、いろいろな人の話を聞きながら、じっくりゆっくり考えようと思います。

*トリおんな*


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