やっちまったよ、生肉事件
昨日まで、大学の友人との卒業旅行でオーストラリアに行っていました。
シドニーでちょっと背伸びしてオシャレなお店に入ってみた私たち。店員さんから“Hey ladies!”と「レディ扱い」してもらい、お酒も入って、何だかルンルンな気分に。
「何かお肉も食べたいね〜」
「せっかくオーストラリアにいるんだから、牛肉にしようよ!オージービーフ!」
メニューを見てみると、‘beef tartare steak’なる料理を発見。
「これ牛肉料理みたいだよ」
「ビーフ……ステーキ……真ん中の‘tartare'って何だろうね?」
「‘tartare'……もしかして『タルタル』じゃない?」
「そっかぁー!タルタルソース添えの牛肉のステーキってことだね、きっと」
ところが、いざテーブルに届いた料理は、想像していたのとはだいぶ違う見た目でした。お店のムーディーな薄暗い照明の下では、ドライカレーのようにも見えます。
「へー、これホントに‘beef tartare steak’?」
皆で一皿を分け合って食べてみることに。初めて食べる味で、とてもとても美味しかったです。
……でも、後でネット検索して判明しました。「タルタルステーキ」って、これ生肉料理だよー!
タルタルステーキ
生の牛肉または馬肉を、粗いみじん切りにし、オリーブオイル、食塩、コショウで味付けし、タマネギ、ニンニク、ケッパー、ピクルスのみじん切りなどの薬味と卵黄を添えた料理。
(Wikipediaより)
いわば「洋食版ユッケ」のようなものだそうです。
生肉料理なら、メニューにはっきり’raw meat’って書いておいてよー!
「注文前にググっておけば良かった」と言っても、すでに生肉はわが胃袋の中。旅行の終盤は、O-157やカンピロバクターが怖くて、時限爆弾を抱えたような気分で過ごしました(大げさ)
……そして不安は的中し、じつは帰国後2日目の今日、見事にお腹を下してしまいました。熱がないのが不幸中の幸いです。
一緒に食べたメンバーに尋ねてみると、発症したのはどうやら私だけの様子。皆が無事で良かったけれど、なんで私だけ⁈くぅ〜。
「タルタルステーキ」、もう一生忘れません!
*トリおんな*