トリおんな(24)の医学生日記

2018年3月、某国立大学医学部を卒業しました。/KOKUTAI ONLINEで連載(2017.8-12)

【映画】シン・ゴジラ

シン・ゴジラ』を観てきました。

もともと「怪獣映画」の類いだろうと思っていてあまり食指が動かなかったのですが(失礼)、巷での評判のあまりの高さに、観に行ってまいりました。あの医大生ブロガー・たきいさんも観に行かれていたことですし(↓)、Yahoo!映画レビューの「星4つ」台には、思わず心が動きました。

「シン・ゴジラ」観てきました - 医大生・たきいです。

……結果、観に行って本当に良かったです。とても面白かった!

 

遅ればせながら、感想です。

ネタバレを含みますので、未見の方がいらっしゃいましたらご注意ください。

 

  • とにかく女性キャラが濃いです。防衛大臣余貴美子さん、環境省市川実日子さん、そして言わずもがな米国人役(!)の石原さとみさん。三者三様に個性的で、皆同じようなスーツ姿の男性キャラよりも際立っていたような気がしました。
  • 市川実日子さん演じる尾頭ヒロミは、世間一般から見たいわゆる「リケジョ」(死語?)の典型でしょうか。女子医学生も「リケジョ」に含められるか分かりませんが、こういうタイプ、私の同級生女子にはほぼ皆無です。実際には皆メイクや服装にもそれなりに気を遣っています(笑)……理工系の学部だとまた違うのかな。リアルかどうかはさておき、キャラクターとしては大変魅力的でした。色気担当の石原さとみさんと好対照、ネット上で人気になっているのも頷けます。
  • ゴジラ、大っきい!そして、中の人が野村萬斎さんであることや、形態変化することにびっくり。CG技術はすごいです。
  • しかしながら、そのすごいCG技術をもってしてもゴジラのあの「目」はもう少し何とかならなかったものでしょうか。生気や知性がまったく感じられませんでした。特に両生類感満載のゴジラが川を遡るシーンでのゴジラの目は、まるでスーパーで売られている死んだ魚のよう……あえて作り物のように見せることで、続編へ繋げようとしているのかもしれません。(ラストの尻尾から人間が出てくる?シーンの謎が話題ですが、ゴジラを操る黒幕が別に存在した!とか?

 

  • 噂には聞いていましたが、映画のテーマが深いです。ゴジラ原発事故の象徴だと考えると、見終わった後「ああ面白かった!」では終われない何かを感じました。

 

*トリおんな*


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余談ながら、ゴジラに対して自衛隊武力行使をするシーンからこちら↓の小説を思い出しました。

『海の底』(有川浩

初期の有川浩作品。謎の巨大ザリガニが襲来するも、「災害」と見なしてしまったので法律上なかなか自衛隊が出動できないという展開がありました。『シン・ゴジラ』好きの方なら楽しめる一冊です、絶対。