自信がないのは良きことなり
この間、ひょんなことから「ダニング=クルーガー効果」なる用語を知りました。
経験値ゼロのど素人は、なぜか「根拠のない自信」をもっているもの。
それが、経験を積んで自分の能力不足に気づいていくにつれ、却って自信をなくしていく。(「無知の知」ということでしょうか)
……これが「ダニング=クルーガー効果」です。
わが身を振り返ってみると、国家試験に向けて勉強を始める前は何故だか「国試なんて楽勝、楽勝」と思っていました。しかし近頃は、過去問や模試を解いて知らない事項に出会うたび、ちょっと自信喪失してしまいます。
これも勉強の成果が出ているということなのかな?(笑)
ちゃんと「根拠のある自信」を身につけられるよう、コツコツがんばりたいと思います。
*トリおんな*
☆第112回医師国家試験まであと89日☆
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製薬会社の方(MRさん)などが、医学的な事柄について医師の先生に話すとき、往々にして
「先生方はご存じの通り」
という枕詞を付けていらっしゃいます。
……医師だって、自分の専門分野以外では素人同然。研修医時代に身につけた知識のままアップデートされていないことも多いと聞きます。(消化器の先生に眼科の専門的な話をしても、たぶん分かりませんよね)
それでもなお、MRさんが低姿勢で先生を立てるのは、ダニング=クルーガー効果による「根拠のない自信」を打ち砕かないように配慮しているのかなー、なんて。
働き始めてからも、最低限「無知の知」は持っておくようにしたいなぁ。