自撮りマスター、現る
大学の自習室で勉強していると、母からLINEが届きました。
「**博物館なう」
……どうやら、かねてより行きたがっていた美術展に参戦したようで、『◯◯展』と大書されたポスターの前で自撮りをキメています。
持ち前の美貌に加え(※母もこのブログの読者です)、美肌効果のアプリも難なく使いこなして、写真うつりはバッチリ。しっかり時代に乗っています。
ただ、惜しむらくはその目線。以前何回かスマホのインカメラのレンズ位置を教えたのですが、今ひとつ覚えきれていないようで……
(おーい、どこ見てるのー?)
カメラ目線になっているような、いないような。一緒に自撮りするときもそうなのですが、どういうわけかいつも少しだけズレた虚空を凝視する、やや天然な母なのです(笑)
それにしても多分、背景のポスターと自分の顔を同じ画面に収めるのには、かなり苦労したんじゃないかしら。
LINEで送ってくれたベストショットが撮れるまでには、きっと何枚もボツショットがあったはずで……。
あれこれ試行錯誤しながら果敢に自撮りに挑む母の姿を想像して、ちょっとクスりとしてしまったトリおんなでした。
*トリおんな*
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母としては、背景の『◯◯展』の文字が(自撮りゆえ)反転しているのに納得がいかなかった様子。
「これ、元に戻せないの〜?」
……アプリで向きを戻して送ってあげたところ、お土産に美味しいお餅を買ってきてくれました。
わーい、ありがとう。
(ちなみに……私と同じく、少々負けん気の強い母。その後、自分でもインカメラの反転の戻し方を研究したようで、私が家に帰るとその方法を伝授してくれました。
師匠、ありがとうございます。笑)