先生、勘弁してくだせぇ
最近、卒業試験をほぼ「1日に1科目」のペースで受験しています。
今日の科目は、教授の交替後、初の卒業試験でした。新教授が仰ることには
「卒試、ちゃんと『落とす』からね~。しっかり勉強してね」
……この科目では、昨年度まで卒試では採点に少し手心を加える(いわゆる「下駄を履かせる」というアレです)こともあったようなのですが、そういった計らいを一切無くす、とあらかじめ宣言なさったのです。愛のムチってやつ。
もちろん、下駄を履かせてもらわなくとも合格できるよう、万全の準備で試験に臨むのが当たり前。とはいえやはり、
「わざわざそんな宣言をされたからには、試験問題も例年より難しくなるにちがいない」
と、試験前の緊張感は爆上がりでした。
そして、予想どおりと言うべきか……やはり、今日の試験はかなり難しめでした。
試験後には同期のみんなで集まって、プチ反省会。
「あの問題、答えはaだよね?」
「えー、わたしcにしちゃった!大丈夫かなぁ」
そんな風にワイワイしていると、なんと、件の教授がひょっこり通りかかったのです。答案の回収を終え、引き上げる途中のご様子。
答え合わせに興じる私たちを見るや、スマイル全開で気さくに話しかけてくださいました。
教授「あー、君たち!試験どうだった?やっぱり難しかった?」
私たち「はい、とても難しかったです……」
教授「巡回しながら見てたけど、みんな結構いろいろ間違えてたみたいだねぇ。ふふ」
私たち「えぇ~、そうなんですか?」
教授「ま、悪いようにはしないからさ。楽しみにしててね~」
颯爽と立ち去る教授。爽やかだけど、言ってること怖いよ(笑)
いやぁ、これは結果が出るまで冷や汗が止まりません。くわばらくわばら。
*トリおんな*
☆第112回医師国家試験まであと116日☆
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でも、自己採点をしてみたところ、なんとか合格はできていそう。(たぶん。)
良かった良かった。