トキメキ⁈の回診
先週の回診中(教授回診ではなく、4,5人程度の小さな回診)のひとコマです。
これから病室を訪ねる予定だった患者さんがトコトコと廊下を歩いていらっしゃるのを、指導医の先生が発見。
先生「〇〇さーん、今からちょうど回診に伺うところだったんですよ」
患者さん「ああ、先生。どうもどうも」
先生「調子はどうですか~?」
この先生は気さくなお人柄で、患者さんとかなり近い距離感で会話をなさるのが常です。
ただ……。
先生の背がとても高い(目測180cm)ので、先生と患者さんが廊下で話しているのを横で見ていると、正直なんだか若干こんな↓図に見えてしまいます。
ついでに言うと、その場にいらしたもう一人の男性の先生も長身(しかもイケメン。笑)だったので、ますます迫力倍増。
(わー、患者さんビックリしてないかなぁ)
ちょっとハラハラしながら見守る私でしたが、しかし。話はそこでは終わらなかったのです。
先生「そういえば、新しいお薬を出しておきましたから、今夜から飲んでおいてくださいね」
そう言いながら、患者さんの背後の壁にナチュラルに手をつく先生。
こ、これは……!あれだよあれ!
トリ「今の……壁ドンでしたよね⁈」
研修医の先生(女性)「うんうん、それわたしも思った!」
トリ「患者さん、トキめいたかも?」
研修医の先生「いやいや、患者さん、おじさんだし(笑)」
トリ「一回わたしも壁ドンされてみたい〜」
研修医の先生「トキめいちゃったりして〜」
ちなみに、当の先生には壁ドンの意図はまったくなかったようで(あったら困ります)、ヒソヒソざわめく我ら女性陣を尻目にそのままいつも通りの回診を続けられたのでした。
あー、笑った笑った。
*トリおんな*
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更衣室で出会った後輩にこの「壁ドン事件」の話をしたところ
「それって、患者さんの心臓に悪そうですね」
と、ひと言。
今ローテ中のこの診療科、じつを言うと循環器内科なのです。まさしくその「心臓」のプロ集団。
……お後がよろしいようで(笑)