修行の道はどの世界にも
美容室に行きました。
シャンプー中、美容師さんから話しかけられます。
美「トリさん、普段トリートメントって使われてます?」
トリ「(ヘアケア製品の売り込みかぁ……サロン専売品は値が張るから、やんわり断らなきゃ……)はい、いちおう」
美「おっ、良かった!それなら、僕のとっておきの知識を伝授しますよ!!」
トリ「えっ、何ですか?」
美「トリートメントをつける時は、手で揉み込むだけじゃなくて、目の粗いクシで梳かすと満遍なく髪に浸透するんです(ややドヤ顔)」
トリ「へー!今度試してみますね」
美「お高いヘアケア剤に変えるより、まずは普段のケア方法から見直すほうが、だんぜん効果がありますよ」
……強引な売り込みかなと疑ってごめんなさい。めちゃくちゃいい人でした。
トリ「詳しいですね!さすがプロ」
美「僕、ヘアケアマイスターの資格持ってるんで」
トリ「何ですか?そのマイスターっていうのは」
美「国家資格とかまた違うんですけど、美容師はステップアップのために働き始めてからも色々と資格を取る人が多いんですよ」
……医者の世界でも、医師免許がゴールというわけではなく、学位やら専門医やら、ステップアップに次ぐステップアップが続きます。どの世界においても、勉強の大切さは変わらないようです。
*トリおんな*
完全に余談ですが。
シャンプー中って、顔に小さな四角い白い布を掛けられますよね。若い美容師さんだと、途中であの布が少しずり落ちることがあります。
(んー、いま目を開けると美容師さんとバッチリ目が合うだろうし、気まずいなぁ。早く気づいてくれないかなぁ)
と思いながら薄目で乗り切るときの、あのなんとも言えない居心地の悪さ、経験したことがあるのはきっと私だけではありません……よね?笑