トリおんな(24)の医学生日記

2018年3月、某国立大学医学部を卒業しました。/KOKUTAI ONLINEで連載(2017.8-12)

水族館の事件簿

症例プレゼンが上手くいって、
「明日からでも仕事できそうだね」
と指導医の先生に褒めていただきました。嬉しい。(褒められて伸びるタイプです。笑)


さて。先日、水族館に遊びに行きました。

イルカショーやらアシカショーやら大水槽やら、ザ・定番を一通り見終わった後に向かったのはペンギンコーナー。
私はペンギンに対して、映画『皇帝ペンギン』の「身を寄せ合ってブリザードに立ち向かう健気なペンギン達」のイメージが強かったのですが、ペンギンコーナーで迎えてくれたのはケープペンギン。

何でも、元々は南アフリカに生息している種類だそうで、

リザード感、ゼロ。
健気感、ゼロ。

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暑い日差しの下、ぐで~っと寝そべったり、来園者に餌をねだったり、思い思いの過ごし方をなさっていました(笑)

そんなペンギンを観察していると、突然、お尻にボフッと何かがぶつかる感触がしたのです。

(えっ?もしかしてペンギン?)

そう思って振り返ると、果たして、子ペンギンが…もとい、人間の子ども(推定7歳)が、つぶらな瞳で私を見上げているではありませんか。しかも、両手でなかなか際どい領域に触れながら!!!

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「すみませ~ん」
慌てて謝るお母さん。
だが、少年よ。
そんな無垢な瞳で私を見上げたってダメ。お姉さん、騙されない。

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なんて、言わないわよ。
だってだって、キミ絶対に確信犯でしょう。世の中そんなに甘くないの。

そういうわけで、私が何と言ったかというと……。

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少年、ぽかん。
少年母と、私の連れ、爆笑。

どうだ少年、参ったか(笑)


*トリおんな*

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