トリおんな、救急車に乗る〜前編〜
救急車実習に行きました。
うちの大学の5年生には、1年間のなかで1日、救急隊の方に同行する実習が課せられています。実習を通して、病院到着前にどのような処置が行われているのかを間近で見るという趣旨。
消防署に着くと早速、若手消防職員の方の訓練風景を見せていただきました。寒空の下、重装備の防火衣を身につけてホースや梯子を担いで走る皆さん。タイムと正確性を競うのだとか。
自分の順番が来るまでは、Tシャツ一枚で懸垂に励んでいらっしゃいます。鍛え上げられたマッスルが眩しい…!
そして、見学の私も、なぜか「もやい結び」をご教示いただきました。(笑)
そうこうしているうちに出動指令が下りたので、現場へ向かうことに。救急隊の方々に遅れをとらないよう、急いでマスクやヘルメット、感染防止用のガウンを装着します。
昔、家族の付き添いで救急車に乗ったことはありましたが、機材をじっくり見るのは初めて。分からないことだらけでしたが、心電図モニター装着など、できる範囲で救急隊の方々のお手伝いをしました。
普段の病院実習では病院到着後の処置しか見る機会がありませんが、救急隊の方々がしっかり最前線を守ってくださっているから救急医療が成り立っているのだということを実感した一日でした。
他職種への感謝を忘れず、協力しながら良い医者を目指したいものです。
*トリおんな*
……という優等生的なコメントで締めましたが、実習中はいろいろと面白い出来事も。後編へ続きます(笑)