「お困りのことは?」
知人(医学生)から聞いた、実習中の面白い話。
どの診療科をローテーションしていても、たいてい担当患者さんを1人(科によっては2人)割り振られます。その科の実習期間中は、ほぼ毎日担当患者さんの病室を訪ねては、問診や身体診察をさせていただきます。
さて、知人('医')が担当患者さんの60代女性('患')を訪ねて問診をしようとした際のこと。
医「何かお困りのことはありませんか?(お腹が痛いとか、食欲がないとか、何か異常はないかなぁ)」
患「うーん、そうねえ……。私には息子が二人いるんだけどね」
医「……?」
患「これが二人とも、なかなか結婚しないのよ」
医「……?はい」
患「親としては心配で心配で。もう、困っちゃうわぁ」
医「あ……あぁ、それはご心配ですよね。早く結婚なさると良いですね」
この知人、授業で教わった「傾聴」「共感」の態度を思い出しながら、しっかりお話を伺ったとのことでした。
患者さんの体調が良かったからこそ、「お困りのこと」が息子さん達の話題になったのでしょう。
何だかちょっとほのぼのとした気持ちになりました。
*トリおんな*
どの診療科をローテーションしていても、たいてい担当患者さんを1人(科によっては2人)割り振られます。その科の実習期間中は、ほぼ毎日担当患者さんの病室を訪ねては、問診や身体診察をさせていただきます。
さて、知人('医')が担当患者さんの60代女性('患')を訪ねて問診をしようとした際のこと。
医「何かお困りのことはありませんか?(お腹が痛いとか、食欲がないとか、何か異常はないかなぁ)」
患「うーん、そうねえ……。私には息子が二人いるんだけどね」
医「……?」
患「これが二人とも、なかなか結婚しないのよ」
医「……?はい」
患「親としては心配で心配で。もう、困っちゃうわぁ」
医「あ……あぁ、それはご心配ですよね。早く結婚なさると良いですね」
この知人、授業で教わった「傾聴」「共感」の態度を思い出しながら、しっかりお話を伺ったとのことでした。
患者さんの体調が良かったからこそ、「お困りのこと」が息子さん達の話題になったのでしょう。
何だかちょっとほのぼのとした気持ちになりました。
*トリおんな*