トリおんな(24)の医学生日記

2018年3月、某国立大学医学部を卒業しました。/KOKUTAI ONLINEで連載(2017.8-12)

キインに起因する面倒

7月も早いものでもう中盤。夏休みの足音が聞こえてくる時期になりました。(うちの大学では7月最終週から夏休み)

先輩方から伺ったところによると、6年生の夏休みはマッチング(就活)真っ最中のため、5年生の夏休みが学生らしく遊べる最後の夏になるとか。
……とはいえ、私たち5年生もそう遊び呆けてばかりはいられません。来年の就活に備えて、就職先の病院を探すための「病院見学」に行く必要があるからです。

さて、この「病院見学」に先立ち、当然ながら見学先の病院にアポを取る必要があるのですが、その際にメールの文面でとにかく多用するのが「貴院」という言葉です。「向暑の候、貴院におかれましてはますますご清栄のことと……」云々。もはや、「貴院」なしには医学生の就活は成り立たないと言っても過言ではありません。

が、しかし。
PC(Windows)の漢字変換機能で、この「貴院」がなかなか出てきてくれないので、メールなどの文面を作るのに少々骨が折れるのです。「キイン」界のなかでは「起因」や「帰院」、さらには「棋院」なんかのほうが優勢のようで……。同じ就活用語でも、「貴社」だとすぐに出てくるのですが、「貴院」の一般認知度はまだまだ低めの模様です。(一方でiPhoneは、初めこそ変換に苦労していたものの、トライ&エラーを繰り返すうちに「キイン」=「貴院」と記憶してくれたようで、今では一発で変換してくれます。文明万歳)

そこで、PCで「貴院」と入力したいときには、苦肉の策として「貴族」と打ちこんだ後に「族」を消し、「院」と続けています。うっかり「族」を消し忘れて送信……なんてことのないよう気をつけねば。

(きっとPCにも漢字を覚えさせる方法があるのでしょうが、面倒くさくて調べる気にならないズボラな私です)

*トリおんな*


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