トリおんな(24)の医学生日記

2018年3月、某国立大学医学部を卒業しました。/KOKUTAI ONLINEで連載(2017.8-12)

【本】怒り(吉田修一)

『怒り(上・下)』(吉田修一)

あまりにも有名な本作。映画化もされるそうですね。

内容は以下の通り。(Amazonより)

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏―。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。


以下、感想です。
・怪しい3人のうち、誰が犯人なのかが途中まで読者にも分かりません。ハラハラさせられます。(映画版ではこの3人の「犯人候補」を森山未來さん、綾野剛さん、松山ケンイチさんが演じるとのこと。確かに顔の系統は同じかも)
・ラストに犯人は判明しますが、そもそもの殺人の動機は常人に理解できるものではなく、本作で描かれていたのはつまり「不条理な社会」なのかなぁと思いました。


*トリおんな*

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
↑Let's ポチッ!今日もありがとうございます♪

怒り(上) (中公文庫)