初の症例プレゼンでやらかした
実習で各診療科を回っていると、「症例プレゼンテーション」を割り振られることがあります。これは、診療科の先生方が一堂に会するカンファレンスで、自分が受け持つ患者の情報や術後経過などを発表することです。
さて、先日私にとって初めてとなる「症例プレゼンテーション」を経験しました。
私の理想としては
「患者は57歳男性、腹痛を主訴として当科を受診されました。5年前より◯◯病院にて高脂血症および高血圧に対して内服加療中とのことです」
というふうに流暢にキメたかったのですが、実際にやってみると
「あ、あの……。57歳の男性です。主訴は腹痛で……、えーと、高脂血症および高血圧に対して内服加療中でした。あっ、その治療をしていたのは◯◯病院です」
と、シドロモドロ。「ただ話すだけじゃないか」といえばそれまでなのですが、これが思った以上に難しく感じられました。
ベテランの先生からは
「『あのー』とか『えーと』とか言ってないで、ちゃんとしたプレゼンをしなさい。どの科でも必要なことです」
とピシャリと注意され、内心では相当ヘコみました。後でフォローしてくれた実習班の仲間の優しさに感謝。
失敗してみて分かったのですが、症例プレゼンはただ資料をだらだらと全部読み上げれば良いというわけではありません。ただでさえお忙しい先生方の時間を頂いてプレゼンをするからには、簡潔かつ的確に重要所見のみをピックアップして述べるべき。そのためには、しっかりした予習が必要です。
でも、きっとこの失敗も、成長のために必要なプロセス。次の機会には完璧なプレゼンで先生方を驚かせたいものです!
*トリおんな*
iPhone に「こうしけっしょう」と打ち込むと、「講師決勝」と変換されました(笑)「高脂血症」は候補にすら挙がらず……。私のiPhoneも、まだまだ勉強が必要なようです。