トリおんな(24)の医学生日記

2018年3月、某国立大学医学部を卒業しました。/KOKUTAI ONLINEで連載(2017.8-12)

読書の記録

【本】Harry Potter and the Cursed Child (J.K.Rowling)

Harry Potter and the Cursed Child (J.K.Rowling) ついに出ました!ハリポタシリーズ最新作。(但し、小説ではなくロンドンで上演されている劇の脚本です) 一度は完結したはずのシリーズの続きということで、刊行にあたっては賛否両論あったようですが、小学…

【本】週刊ダイヤモンド2016年6/18号「最新 医学部&医者」

週刊ダイヤモンド2016年6/18号「最新 医学部&医者」 少しばかり前に発行されていた、こちらの週刊誌。新聞の広告(バックナンバーの売れ行き好調!云々)に惹かれ、遅ればせながら読んでみることにしました。 結論: 医学部志望者は、売り切れにならないうちに…

【本】腐女医の医者道!(さーたり)

『腐女医の医者道!』(さーたり) ついに! ついに、待ちかねたこの本が手元に届いて、読むことができました。人気現役外科医ブロガー、さーたり先生のコミックエッセイです。 内容紹介はこちら。(Amazonより) 平均睡眠3時間×立ったままで3分ごはん×スキンケ…

【本】バカボンのママはなぜ美人なのか(柴門ふみ)

『バカボンのママはなぜ美人なのか』(柴門ふみ) 内容はこちら。(Amazonより) 嫉妬が今の私を作った! なぜバカボンのママは、非の打ちどころのない美人なのに誰からも嫉妬をされないのか?嫉妬という世にも不可解かつ強い強い感情を読み解くカギはここにあっ…

【本】人魚の眠る家(東野圭吾)

『人魚の眠る家』(東野圭吾) あらすじです↓(Amazonより) 小学校受験が終わったら離婚する。 そう約束した仮面夫婦の二人。 彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前。 娘がプールで溺れたー。 病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。 …

【本】また、同じ夢を見ていた(住野よる)

『また、同じ夢を見ていた』(住野よる) この作家さんのデビュー作『君の膵臓をたべたい』(キミスイ、と略すようですね)は、実のところ私にはあまりピンと来ませんでした。いわゆる「難病もの」だっただけに、医学生として「突っ込みどころ」を色々見つけて…

【本】花いくさ(鬼塚忠)

『花いくさ』(鬼塚忠) 野村萬斎さん主演で映画化の企画が進んでいると聞きつけ、読んでみることに。(個人的に大ファンである中井貴一さんが信長役とのことで、こちらも楽しみ!) 内容は以下の通りです。(Amazonより) 深い友情と信頼で結ばれていた花の名手…

【本】怒り(吉田修一)

『怒り(上・下)』(吉田修一) あまりにも有名な本作。映画化もされるそうですね。内容は以下の通り。(Amazonより) 若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず…

【本】はだれ雪(葉室麟)

『はだれ雪』(葉室麟) 葉室麟さんは、私の好きな作家さんの一人です。 直木賞を受賞した『蜩ノ記』(映画化もされましたね)で出会って以来、過去作もかなり読みましたし、新刊が出るたびにチェックしています。 蜩ノ記 (祥伝社文庫) かなりハイペースで新刊…

【本】ファントム(スーザン・ケイ)

『ファントム(上・下)』(スーザン・ケイ) 長期休暇中にミュージカル『オペラ座の怪人』をNYで観劇して以来、どっぷりとはまってしまいました。 この本は、そのタイトルロールである「怪人」の生涯を描いた物語。(ちなみにミュージカルの製作者とこの本の作…

【本】倒れるときは前のめり(有川浩)

『倒れるときは前のめり』(有川浩) 有川浩さんは、『図書館戦争』シリーズで出会って以来、私にとって大好きな作家さんの一人です。 torionna.hatenablog.com エネルギーのある物語展開に、息遣いまで感じ取れるような、生き生きと「キャラ立ち」した登場人…

【本】満願(米澤穂信)

『満願』(米澤穂信) 山本周五郎賞など数々の賞を受賞した本作。ミステリーの短編集なのですが、どの短編も最後のどんでん返しが効いていて、一気読みしてしまいました。 内容です。(Amazonより) 人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは―。驚愕の…

【本】夜中の薔薇(向田邦子)

『夜中の薔薇』(向田邦子) 私は時おり趣味で新聞にエッセイを投稿するのですが、文章を書くうえで、いつも目標としているのが向田邦子さんです。 向田さんの文章は、とにかく美しいのです。気取ったところのない、きわめて平易な文体なのに(だからこそ?)、…

私の「青春の一冊」 図書館戦争

今回は「青春の一冊」について。 『図書館戦争』(有川浩) 大好きな『図書館戦争シリーズ』。 シリーズ一作目『図書館戦争』との出会いは、中学校の図書室でした。 私が中学生の頃、周りにうまく馴染めず悩んでいた時期がありました。 友人がいなかったわけで…

【本】まどか26歳、研修医やってます!(水谷緑)

『まどか26歳、研修医やってます!』(水谷緑) 普段マンガは読まないのですが、友人から勧められて読んでみました。女性研修医「まどか先生」の奮闘を描いたコミックエッセイです。 読み始めてビックリ、これは面白い! まだ医学生の私でも、「あ~、あるある…

【本】仮面病棟(知念実希人)

ぼちぼち読書記録を付けていきたいと思います。『仮面病棟』(知念実希人) 現役医師の先生が書かれたということで、本屋さんの「話題書コーナー」で見かけて以来気になっていた一冊です。 (話が逸れますが、医師兼作家の先生は結構な数いらっしゃいます。海…