大人になりましょう
6年生の先輩方は国試まで残すところあと2週間。私たち後輩にとっては、寄せ書きの色紙づくりの時期です。
昨今、手書きの文字を見る機会がめっきり少なくなりました。(ほとんどの病院でカルテも電子化されていますものね)
しかし、いくら時代が進んだとは言え、やはり色紙のメッセージは'古き良き'手書きが恒例。そのため、この時期は
「へー、この人、大雑把に見えるのに字が綺麗なんだ」
と新たな一面を発見、なんて出来事もあるもの。
さて、この色紙づくりについて、同級生の「'美'意識高い系」イケメンが、こんなことを言っていました。(彼はアボカドサラダを食べるのが日課!本人曰く、ローラさんと同じ食生活なのだとか)
「いやー、このあいだ後輩から寄せ書き頼まれたんだけどさ、『〇〇さん、意外と字汚いっすね』だって」
あー、なるほど。それは確かにイラっとするかもね。
「いや、まじでイラついて『お前は顔が汚ねえだろーが(笑)』って言いたくなったわ〜。まあ言わなかったけどね」
いや、それは私、言わなくて正解だったと思う。5年生だもの、大人になろうよ(笑)
毒舌が冴え渡ります。聞いてるぶんには面白い。
*トリおんな*
トリおんな、救急車に乗る〜後編〜
昨日の続きです。
救急車実習中、同乗した消防学生さん(同い年)と仲良くなりました。消防職員として採用された後一年間は、'消防学生'という扱いとなり、座学や実習でみっちり仕込まれるのだとか。
これまで知らなかったのですが、警防(いわゆる火消しの消防士さん)と救急と、もとは同じ消防職員なのですね。辞令が下って分かれるそうです。
そんな消防学生の彼、ちょっとした空き時間ができるたび、上官の職員さんから呼ばれて口頭試問で鍛えられていました。隣で聞いていたところ、
「救急の'ABC'を言ってみろ」
「Aは……うーん、エアライン!」
「JALかーい!」
という、ちょっと漫才みたいなやり取りが。うーん、惜しい!
(ちなみに正解は、A=airway/ 気道、B=breathing/ 呼吸、C=circulation/ 循環)
そんなこんなで、楽しく実習を終えることができました。普段はどうしても医学部の中の人間関係が主なので、何だかとても新鮮な体験でした。
*トリおんな*
トリおんな、救急車に乗る〜前編〜
救急車実習に行きました。
うちの大学の5年生には、1年間のなかで1日、救急隊の方に同行する実習が課せられています。実習を通して、病院到着前にどのような処置が行われているのかを間近で見るという趣旨。
消防署に着くと早速、若手消防職員の方の訓練風景を見せていただきました。寒空の下、重装備の防火衣を身につけてホースや梯子を担いで走る皆さん。タイムと正確性を競うのだとか。
自分の順番が来るまでは、Tシャツ一枚で懸垂に励んでいらっしゃいます。鍛え上げられたマッスルが眩しい…!
そして、見学の私も、なぜか「もやい結び」をご教示いただきました。(笑)
そうこうしているうちに出動指令が下りたので、現場へ向かうことに。救急隊の方々に遅れをとらないよう、急いでマスクやヘルメット、感染防止用のガウンを装着します。
昔、家族の付き添いで救急車に乗ったことはありましたが、機材をじっくり見るのは初めて。分からないことだらけでしたが、心電図モニター装着など、できる範囲で救急隊の方々のお手伝いをしました。
普段の病院実習では病院到着後の処置しか見る機会がありませんが、救急隊の方々がしっかり最前線を守ってくださっているから救急医療が成り立っているのだということを実感した一日でした。
他職種への感謝を忘れず、協力しながら良い医者を目指したいものです。
*トリおんな*
……という優等生的なコメントで締めましたが、実習中はいろいろと面白い出来事も。後編へ続きます(笑)
実習始め
年明けの実習が今週から始まりました。実習初日の朝一番にハリーコールでダッシュしたので、印象深い「実習始め」となりました。
(ハリーコールについてはこちら↓)
それにしても冬の早起きはキツいですね。新年だから気合を入れ直して……と思ったのですが、やはりキツいものはキツい。今ローテしているのは朝7時集合の科、私は実家生で通学に時間がかかるので、眠い目をこすりながら何とか毎朝4時半起きで頑張っています。とりあえず体力つけたい(切実)
今週もあと一日乗り切れば週末。頑張ろう。
*トリおんな*
今年読んだ本を記録しようと思って『読書メーター』を始めてみました。読書量を可視化すると良いモチベーションになりますね。
2017年。
あけましておめでとうございます。
2017年、酉年ですね。私トリおんなは、いよいよ人生2回目のトシおんなとなりました。
元旦に祖母と電話で話していたのですが、
祖母「○○ちゃん(=私)は今年は年女だねぇ」
私「うん、そうだね。今年で24だもんね」
祖母「トリ年だから、羽ばたかなくちゃいけないね」
私「うん、がんばる。でもニワトリって実際そんなに飛べないよね(笑)」
祖母「あっはっは。ところであんた、いい人はいないの。ばあばちゃんが24の時はもう結婚してたけどねぇ」
私「う、うん。探しとくね。(60年前とは時代が違うわい)」
祖母「でもヘンな人選んだらいかん。ヘンな人から言い寄られたら、ちゃんと肘鉄しなくちゃ」
私「(おーっ、怖いー)」
そういうわけで、新年からちょっと天然な祖母の洗礼を受けた次第です。
さて、2017年は、私にとって学生生活締めくくりの年。今年の目標は3本柱です。
「体力アップ」
来たるべきハードな研修医生活に備えて、運動部に入っていない私もできる範囲で体を動かしたいもの。いまヨガスタジオには通っているのですが、キックボクシングなんかもやってみたいなぁ。
「人間力アップ」
来たるべきハードな研修医生活に備えて、とにかく色々な人と話したり本を読んだりして、視野を広く持ちたい。
「生活力アップ」
来たるべきハードな研修医生活に備えて(しつこい)、パパッと作れるお手軽料理のレパートリーを増やしたい。
(↑LINE友だちのパン田一郎君が作ってくれました。お酒を飲むときの必需品って何だろ、体力のこと?笑)
これにプラスして、もちろん国試勉強とマッチングも頑張ります。
今年もトリおんなをよろしくお願いいたします。
*トリおんな*
新年の断捨離ということで、家にあった古着や古本をブックオフに買い取ってもらいました。思いのほか高く売れてびっくり。新年からツイています。
ありがとう、2016年
拝読している外科医さーたり先生のブログに、こんな記事が。
(さーたり先生のご著書の感想はこちら↓)
大学病院は外部の病院に比べてお給料が低いとは聞きますが、学生の指導はノーギャラなのですね。(当たり前と言えば当たり前ですが)
それでも5年生になってから、親身になって教えてくださる先生方に大勢出会えたのは幸せなことです。ありがたい限り。
私は今のところ内科か小児科か麻酔科に進みたいと考えているのですが(6年生ではもっと絞り込みたいものです)、志望ではない外科系の診療科にも尊敬できる素敵な先生が大勢いらっしゃって、実習で回ると
「外科もいいかも♪」
なんて思ってしまうのがなんとも悩ましいところ(笑)
病院の廊下ですれ違ったときなど、実習でお世話になった外科の先生に
「おう、頑張ってるね」
と声をかけていただくことがあり、「覚えてくださってるんだ!」とテンションが上がります。
私たち学生も、先生方のご厚意に応えるべくがんばらなくちゃ、と思います。
そういうわけで2016年もラスト1日。来年もがんばるぞ〜。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
*トリおんな*
芸は身を助く
年の瀬ですね。
ありがたいことに、この時期私たち5,6年生は医局の忘年会に呼んでいただけることがあります。
私もとある科からお呼びがかかり、忘年会に参加させていただいたのですが、驚いたのが「芸出し」のクオリティ。卒後10年目くらいまでの若手の先生方やナースの方々が渾身の芸(定番のPPAPや恋ダンスに始まり、体を張った脱ぎ芸まで)を披露されていました。何でも、外科系の科だともっと激しい芸なのだとか……。
私は運動部に所属していないので(サークルには入っています)、医学部5年目でありながら、実は「芸出し」文化に触れるのがほぼ初めてでした。
しかしあと2年後にはきっと研修医として芸を披露しなければいけない状況になっているはずなので、あまり悠長なことは言っていられません。踊れない、歌えない、楽器弾けないのナイナイづくしなので、そのとき何の芸をしようか今から頭を悩ませています。(ハーモニカでも習おうかしら、とけっこう真剣に検討しています。笑)
*トリおんな*
なぜか「ピアノ弾けそう」と言われることが多いので、いつも
「そうですね、楽器でできるのは、リコーダーくらいですね」
と返しています。楽器習ってればよかったなぁ。